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先延ばしをやめられないのは、なぜ? ― 動けない心の仕組みと、抜け出すための視点

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「わかっているのに動けない」その苦しさ

やらなきゃいけないことは、頭ではちゃんとわかっている。
なのに、なぜか手が動かない。
気づけば時間だけが過ぎていて、また自分を責めてしまう。

そんな経験はありませんか。

先延ばしにしてしまう自分を、「意志が弱いから」「怠けているから」と責めてしまう方はとても多いです。
でも、それはあなたが弱いからでも、だらしないからでもありません。

私自身も、昔はそうでした。
やりたいことがあっても、いざとなると動けない。
「またできなかった」と自分を責めて、ますます動けなくなる。
その悪循環の中に、何年もいた時期があります。

大事な電話を後回しにしたり、決めなければいけないことを先延ばしにしたり。
そのたびに「またやってしまった」と、自分を責めてしまう。
そんな毎日に、疲れを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

先延ばしにしてしまう自分に、「もっとしっかりしなきゃ」と、さらにプレッシャーをかけてしまうこともあるかもしれません。

仕事の資料をまとめようとしても、パソコンを開いた途端に他のことが気になって、結局手つかずのまま夜になってしまう。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

そして、そのたびに「私は本当にダメな人間だ」と、自分の存在そのものを否定してしまうように感じる方もいます。
けれど、先延ばしは性格の欠点ではなく、心が今、助けを求めているサインなのかもしれません。

こんな場面に、心当たりはありませんか

たとえば、こんなことはありませんか。

・気になっているメールや連絡に、なかなか返信できない
・やりたいと思っていた習い事や勉強を、何年も先延ばしにしている
・本当は伝えたい気持ちがあるのに、言うタイミングを逃し続けている
・自分の体や心の不調に気づいていながら、病院や相談に行くことを後回しにしている
・週末になると、片づけようと思っていた部屋を、また来週でいいかと後回しにしてしまう

こうした先延ばしの多くは、実は「これをやったら、また傷つくかもしれない」という不安とつながっています。
連絡を先延ばしにするのは、「がっかりされたらどうしよう」という気持ちがあるからかもしれません。
習い事や勉強を先延ばしにするのは、「できない自分を見るのが怖い」という思いが隠れていることもあります。
気持ちを伝えられないのは、「嫌われたくない」という思いの表れかもしれません。

どれも、先延ばしにしているというより、心が傷つくことから自分を守ろうとしているだけなんですね。
こうして見てみると、先延ばしは意志の弱さではなく、心を守るための、とても自然な反応だとわかります。

先延ばしは、あなたの心を守るための仕組み

先延ばしというと、多くの人は「甘え」だと思ってしまいます。
けれど心理的に見ると、先延ばしには必ず理由があります。

たとえば、
・失敗したら、また責められるかもしれない
・完璧にできなければ、やる意味がないと思ってしまう
・頑張った結果を、誰にも認めてもらえないかもしれない

こうした不安が心の奥にあると、行動そのものが「危険なこと」だと脳が判断してしまうんです。
すると、脳は無意識にブレーキをかけて、あなたを動けなくすることで、傷つくことから守ろうとします。

つまり先延ばしは、怠けではなく、あなたの心が一生懸命あなたを守ろうとした結果、なのかもしれません。

たとえば、大切な人からの誘いを、なんとなく先延ばしにしてしまうことがあります。
断ったら関係が壊れるかもしれない、そう思うと、返事をすること自体が怖くなってしまうのです。
脳にとっては、「行動しないこと」の方が、「行動して傷つくこと」よりも安全に感じられるからです。
だからこそ、動けない自分を「意志が弱い」と責める必要はまったくないのです。

誰の心の中にも、こうした「守るための仕組み」があります。
それ自体は、悪いものでも、なくすべきものでもありません。
ただ、その仕組みが強く働きすぎると、本当はやりたいことまで、先延ばしにしてしまうことがあるのです。
それを知るだけでも、少し心が軽くなる方もいらっしゃいます。

幼い頃の思い込みが、行動にブレーキをかける

このブレーキは、多くの場合、幼い頃の経験から作られています。

たとえば、
・頑張って挑戦したのに、結果だけを厳しく評価された
・失敗した時に、強く叱られたり、笑われたりした
・「どうせできない」と、周りから言われ続けた

こうした経験があると、「行動する→傷つく」という思い込みが、潜在意識の中に強く刻まれてしまいます。
大人になってから、頭では「もう大丈夫」とわかっていても、心と体は幼い頃のままの反応をしてしまうことがあるんです。

これは、インナーチャイルドが傷ついたまま、トラウマとして残っているサインでもあります。
傷ついた部分がそのままだと、どんなに前向きな言葉を並べても、なかなか行動には結びつきません。

たとえば、学校で発表がうまくできず笑われた経験や、習い事で結果を出せなかった時に「才能がない」と言われた経験は、大人になっても心のどこかに残り続けます。
そうした経験を持つ人は、新しいことに挑戦しようとするたびに、無意識のうちに昔の痛みが顔を出してしまうことがあります。
頭では「もう子どもじゃないんだから大丈夫」とわかっていても、体が先に緊張してしまう。
それくらい、幼い頃の記憶は根深いものなんです。

家庭の中で、「ちゃんとしなさい」「早くやりなさい」と急かされ続けて育った場合、行動そのものに緊張が結びついてしまうこともあります。
動く前から「また怒られるかもしれない」という気持ちが先に立ってしまうのです。
それは、あなたの意志が弱いからではなく、幼い頃に身につけた、心を守るためのくせのようなものなのです。

「頑張って前向きに」だけでは変わらない理由

「もっとポジティブに考えよう」
「先延ばしはやめよう」

そう自分に言い聞かせようとした経験がある方も多いと思います。
でも、それだけではなかなか変わらなかったのではないでしょうか。

それは、意志の力が足りないからではありません。
潜在意識に刻まれた思い込みは、頭で考える理屈だけでは書き換わりにくいものだからです。

「大丈夫」と何度言い聞かせても、心の奥にある「傷ついたくない」という気持ちの方が強ければ、体は動きません。
言葉だけでは届かない場所に、原因があるからなんですね。

「もっと前向きに」「ポジティブに考えれば大丈夫」という言葉は、一見励ましのように聞こえます。
でも、傷ついた気持ちにふたをしたまま前向きになろうとしても、心の奥では違和感が残り続けてしまうことがあります。
無理にポジティブでいようとするほど、かえって疲れてしまう、という方も少なくありません。
本当に必要なのは、我慢して前を向くことよりも、傷ついた気持ちに気づいて、優しく寄り添ってあげることなのかもしれません。

「頑張って前向きになれない自分はダメだ」と、さらに自分を追い込んでしまう方もいます。
でも本当は、前向きになれないことにも、ちゃんと理由があるだけなんです。

気持ちが変わると、行動は自然に変わっていく

私がセッションを通じて何度も実感してきたのは、気持ちが変わると、行動は自然に変わっていく、ということです。

無理に「頑張ろう」としなくても、心の奥にある不安や思い込みが緩んでいくと、自然と体が動くようになります。

頭で「変わろう」と思うだけでは、なかなか長続きしないものです。
けれど、心の奥にある不安や緊張がふっと軽くなると、驚くほど自然に、今まで動けなかったことに手をつけられるようになる方が多くいらっしゃいます。
これは、根性や気合いの問題ではなく、心の状態が変わることで、自然な結果として起こることなんです。

実際にセッションを受けた方からは、
「やりたかったことが、無理なくできるようになりました」
「自分の気持ちを大切にできるようになって、嫌なことを断れるようになりました」
「自分責めがなくなると、こんなに毎日が楽しいのですね」
「こんなに心も体も軽やかでスッキリするんですね」
というお声をいただいています。

ご本人だけでなく、ご家族まで明るく元気になったというお話を伺うこともあります。
気持ちが軽くなると、行動が変わり、周りにもその変化が伝わっていくのだと感じています。

私は、皆さんが自分でも気づかずに眠らせている「やりたい」「言いたい」という気持ちを、一緒に掘り起こすお手伝いをしています。
最終的には、あなた自身がそれをできるようになることが、私の一番の願いです。

先延ばしにしてしまう自分を、これ以上責めなくて大丈夫です。
それは、あなたが今までよくがんばってきた証でもあります。

ただ、一人で「変わらなきゃ」と抱え込み続けるのは、とても苦しいことです。
セッションでは、頭で考えるだけでは気づきにくい、心の奥にある不安の正体に一緒に光を当てていきます。
無理に頑張らせるようなことはしません。
あなたのペースに合わせて、少しずつ、心が軽くなる方向へ進んでいきます。

まずはプチ体験セッションで、動けなくなっている本当の原因と、今の状況を一緒に整理してみませんか。

生きている限り、「今日も楽しかった」と思える毎日を過ごせる方が、ずっといいですよね。
一人で「変わらなきゃ」と抱え込んで、頑張り続けなくて大丈夫です。
あなたの中に眠っている「本当はやりたかったこと」を、一緒に少しずつ形にしていきましょう。

First Step

まずは、お話を聞かせてください

「何から話せばいいか分からない」——それで大丈夫です。
うまく言葉にできないところから、一緒にほどいていきましょう。